ブログのアクセス数がなかなか伸びないです。もっと読まれる記事を書きたいなぁ。SEOに強いブログ記事の書き方を教えて欲しい。
こんなお悩みにお答えします。
この記事で解説する、「SEOに強いブログの書き方と上位表示のコツ」を読めば、上位表示するために何が必要なのかが明確になりますよ。
僕は現役のブロガー兼プログラマーです。SEO歴は4年ほど。また、SEO検定の資格を1級から4級まで全て保有しており、上位資格の認定SEOスペシャリストも保有しています。主観的な情報ではなくデータに基づいた信頼性のある情報をベースに解説します。
記事前半で「SEOに強い記事の書き方」を解説し、後半で「上位表示のポイント」を解説しますね。
検索上位をとるために前提で知っておきたいこと
小手先のテクニックは不要
まず、SEOに強いブログを書くために、SEO対策のテクニック等は意識しなくてOKです。というのも、SEOのテクニックを意識しすぎると不自然な記事になり、逆に検索上位にあがりにくくなるからです。
たとえば、下記はよくある例です。
- 記事内に同じキーワードが多い
- タイトルにキーワードを詰め込みすぎ
- 競合サイトと同様の内容を書いている
- 文字数稼ぎで不要な情報が多い
上記の特徴があるブログ記事を、ときどきネットで見かけませんか?これらの記事はおそらくSEOを意識しすぎて、読者を置いてけぼりにしている状態です。
このような不自然な記事は、たとえ一時的に上位表示されていたとしても、あとで順位がさがってしまいがちです。
Googleは実体験に基づいた信頼性のある情報を書いている記事を、上位表示させる傾向にあります。なので、SEOにおいて、テクニックは意識しなくてOKです。
強みを活かせるジャンルを選定する
SEOはテクニックを意識する必要はないのですが、その他の重要な点について何も意識せず記事を書いても、上位表示はされにくいです。なので、ここからは本質的なSEOのやり方を解説していきます。
まず、あなたが書こうとしている記事のジャンルは、自身の強みを活かせるジャンルですか?SEOのコツは、強みを活かせるジャンルであることが前提です。なぜなら、Googleは専門性を重視しているからです。
たとえば、あなたが学生で水泳部だったとします。所属する水泳部の監督は、現役時代はインターハイ出場の経験や全国大会出場経験のある凄腕の監督です。そんな実績のある監督なら、いろいろ教わりたいですよね。
でも、もし監督が水泳未経験だったとします。多分、そんな監督から教わりたいとは思わないはず。ブログも同様で、その記事を「誰がか書いているのか」が重要になってきます。
とはいえ、さっきの水泳部の例は、イメージしやすいようにあえて極端な例をお出ししました。なので、自分の強みについては、そこまで極端に考える必要はありません。
ポイントは、下記の通りです。
- そのジャンルについての資格はあるか
- そのジャンルについての実績はあるか
- そのジャンルについての知識は豊富か
- そのジャンルを熱意を持って語れるか
これだけです。もしあなたが現状特に強みがないのであれば、資格を取るでも良いと思います。その分野について誰かに語れるくらいの知識を書籍などで身につけるのでも良いでしょう。
自分が発信するジャンルについての知識や経験をためていけば、ブログの専門性と信頼性が高まり、結果としてアクセスアップにつながります。
SEOに強いブログ記事の書き方
SEOに強いブログ記事の書き方をご紹介します。下記の流れで見ていきましょう。
- キーワードを選定する
- キーワードから読者の悩みを分析する
- 見出しを作る
- リード文で惹きつける
- 本文は結論から書く
- アイキャッチ画像や図解を使う
キーワードを選定する
まず記事を書く前にキーワードを選定しましょう。キーワードとは、読者が実際に検索しているキーワードのことです。
GoogleやYahooなどのブラウザでキーワードを入力すると、入力欄に候補がでてきますよね。検索結果にもキーワードの候補がでてきたりします。
それらは実際に検索されているキーワードですので、そのキーワード=読者の悩みになります。
SEOでブログ記事を上位表示させるには、読者の悩みに対する解決策を提示する必要があります。そのため、まずはキーワードを選びましょう。
キーワードから読者の悩みを分析する
キーワード選定をしたあとは、読者の悩みを分析して書き出しましょう。
というのも、ブログを読みにくる大半の読者は何かしらの悩みを持って検索しにくるからですね。
たとえば、「プログラミング 言語 一覧」などで検索する読者は、「世の中にあるプログラミング言語は何があるのかが知りたい人」と考えられますよね。
あとはプログラミング言語を一覧にして、一つ一つ解説した記事を書いてあげればよいというわけです。
見出しを作る
ブログ記事はいきなり本文を書く前に、見出しを作ると良いです。本文を先に書いてしまうと、途中で何を書きたかったのか迷ってしまい、結局のところ何を伝えたかったのかわかりにくい記事になりやすいからです。
見出しは記事の骨組みと同様です。たとえば、車を製造する際も先に設計しますよね。もし設計せず思いつきで車を作ろうとしても、たぶん失敗しますし、あとでやっぱりこの部品も必要ということがわかったりして、完成するのに時間もかかります。
ブログ記事も同様で、先に見出しを作ることが重要。見出しを作った後は、本文を肉付けしていくだけで、OKです。
リード文で惹きつける
記事のリード文(冒頭文)では、読者を惹きつけるよう意識すると良いですよ。なぜなら、読者はブログ記事を読み始めて、上から下に読み進めるにつれて徐々に離脱していくからです。
冒頭でいかに「続きを読みたい」と思ってもらえるかがポイントです。とはいえ、そこまで難しい対策はしなくてもOK。基本的にリード文は下記の構成で書けば良いです。
- 読者の悩みを言語化する:例)「ブログのアクセスが全然増えないなぁ。SEOとか勉強した方が良い?でもSEOとかよくわからないんだよね。初心者にもわかりやすく教えて欲しい」
- 悩みに対する解決策を提示する:例)「本記事で解説する「SEOに強い記事の書き方」を読めば、検索上位を取るために必要な対策を知ることができ、アクセス数を増やすために何が必要なのかが明確になりますよ。」
- 悩みを解決できる根拠を提示する:例)実際に僕はSEOの資格を保有しているので、主観ではなくデータに基づく信ぴょう性のある情報をお伝えしますね。
上記の通り。
注意点としては、リード文でだらだらと書いてしまわないこと。基本的に読者は忙しい人が多いので、ゆったり記事を読むことは少ないからです。
「この記事を読めば、あなたの悩みが解決できますよ」ということを、さくっと伝えると良いですよ。
本文は結論から書く
本文は先に結論から書くようにしましょう。読者は結論を知りたがっているので、前置きが長いと離脱の原因になるからですね。
おすすめの文章の構成は、以下のとおり。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再度結論
本文を書く際は上記の流れで書くと良いですよ。先に結論を知ることで、次に理由が気になってきます。結論の次に理由を述べます。さらにイメージしやすいように具体例で解説する。最後にもう一度結論を伝える。
この流れは、人が文章を理解しやすい構成です。ビジネス会話などのシーンでも使えますよ。ぜひ試してみてください。
アイキャッチ画像や図解を使う
ブログはアイキャッチ画像を挿入したり、解説がイメージしづらい場面では図解を使うと良いでしょう。メインは文章ですが、文字だけだと読者が飽きてしまったり、イメージしづらかったりするケースもあるからです。
アイキャッチ画像はできれば高品質なものが良いので、有料の画像サイトがおすすめです。とはいえ、フリー素材でも画像がないよりはマシなので、もし金銭的に余裕がない方はフリー素材でもOK。
図解に関してはcanvaというサイトで無料で作成できます。有料プランにすればデザインの幅も広がるので、この辺りはお好みで良いかなと。
ちなみに画像にもSEO効果はありまして、画像検索でヒットする可能性があるので、アクセス数の増加が見込めますよ。
ぜひ画像を積極的に使ってみてください。
SEOに強いブログ作成のポイント7つ
ブログ記事は単独でSEOをするよりも、ブログ全体としてSEOをした方がより効果が期待できます。
そこでSEOに強いブログを作るために重要なポイントを、下記の順で解説します。
- 特化ブログにする
- WordPressでブログを運営する
- WordPress有料テーマを導入する
- サイト設計する
- E-E-A-Tを意識した記事を書く
- 情報を網羅する
- 記事をリライトする
順番に見ていきましょう。
特化ブログにする
SEOでブログ運営をする場合、特化ブログでの運営がおすすめです。特化ブログとは、ある1つのジャンルに特化したブログのことです。
Googleは専門性の高いブログを上位に表示させる傾向にあります。特化ブログであればブログ全体としての専門性を高めることができ、結果的にSEOに強いブログができます。
もしすでに雑記ブログで始めてしまったという方でも、あとからでも良いので、1つのジャンルだけに特化していきましょう。
WordPressでブログを運営する
SEOをするなら必ずWordPressでブログ運営をしましょう。WordPressはSEO対策がされており、検索上位にあがりやすい傾向にあります。
WordPressは月々1000円ほどのレンタルサーバー代を支払えば利用できます。もし現在、はてなブログやアメブロといった無料ブログを利用されている方は、WordPressに移行してみてください。
WordPress有料テーマを導入する
SEOで上位表示を狙うなら、初心者問わず、WordPressの有料テーマを導入しましょう。有料テーマはブログのデザインを一瞬でかっこよくできるので、デザインやプログラミングの知識がない人でも、ユーザーにとって居心地の良いブログを簡単に仕上げることができます。
デザイン性の高いブログは、ユーザーの滞在時間の向上につながるので、間接的にSEO効果が見込めます。
もちろん、最初は無料テーマにして、あとから有料テーマに変えることもできます。しかし、もし50記事や100記事ほどたまっている状態でテーマを切り替える場合、デザインが崩れてしまい、1記事ずつ編集してデザイン崩れを直すためのメンテナンスをしないといけなくなります。
実際、僕は100記事ほどある状態でテーマを変えたことがあるのですが、全てのデザイン崩れを直すのに1ヶ月かかりました。かなり無駄な時間と労力がかっているので、その時間があればブログを書いたり他の有意義なことに費やせます。
有料テーマはたった1.5万円ほどで購入できるので、早いうちに導入してみると良いですよ。
サイト設計する
ブログを運営するなら、事前にサイト設計をしましょう。サイト設計とは、特化ブログを運営する際に、作成する記事のキーワードを事前に選定しておくことです。
サイト設計のやり方は、下記の通り。
- 読者に必要な情報を洗い出す
- 検索キーワードをまとめておく
たとえば、あなたが転職ノウハウを発信するブログを運営するとします。想定読者は、おそらく社会人で、今の会社に不満を抱えていたり、キャリアアップするために転職を考えている人ですよね。
ではその人たちが転職を成功するためには、どんな情報があなたのサイトに必要でしょうか?きっと、会社を辞めるタイミングとか、面接対策方法とか色々思い浮かびますよね。
それをまずはメモしていき、そのメモをもとに実際に検索キーワードを選んでいきます。もちろん先にGoogle検索をしてキーワードを選定するという順番でもOK。
このようにして、サイト設計を行いましょう。サイト設計は途中からでも良いので、ぜひ実践してみてください。
E-E-A-Tを意識した記事を書く
SEOに強いブログを作るなら、必須の対策があります。それが「E-E-A-T」です。E-E-A-Tとは、下記の通り。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
上記はGoogleの品質評価ガイドラインで決められている対策です。これらを満たしているブログは評価されやすく、検索上位にあがりやすいです。
一番重要なのは専門性を高めることです。専門性が高まれば知識と経験が増えていき、記事の信頼性が高まり、読者が増えていきます。読者が増えていけば、SNSなどであなたのブログ記事をシェアしてくれたりして話題になり、やがて権威性が生まれていきます。
だからこそ、まずは自身が発信するジャンルの知識や経験を積んでいき、専門性を高めることがSEOを成功させるためのポイントです。
情報を網羅する
記事を書く際は情報を網羅しましょう。情報が網羅されていると、読者にとって必要な情報をもれなく提供することができ、検索エンジンから評価されやすくなります。
とはいえ、情報は詰め込みすぎもよくありません。キーワードから想定読者をイメージし、その読者にとって必要な情報に絞る必要があります。
たとえば、「プログラミングスクール おすすめ」で検索する人に対して、プログラミングのコツとかは不要ですよね。なぜなら「プログラミングスクール おすすめ」で検索する人は、自分に合うおすすめのプログラミングスクールを知りたいだけだから。
だから書くべきことは、その人に合ったスクールを、わかりやすくまとめること。そして実際に自分が無料体験を受けてみたりして、その体験をもとにレビューする。
あとはプログラミングスクールの料金や学習プラン、講師の対応でよかったところや悪かったところ、申し込みの流れなどを書いてあげれば大体知りたいことは網羅できそうですよね。
こんな感じで想定読者に必要な情報と不要な情報は切り分け、網羅していくことが上位表示のコツです。
記事をリライトする
ブログ記事は一度投稿して検索上位に上がるケースもありますが、基本的には複数回リライトして上位表示を狙っていきます。また、検索上位に上がった後でも、順位が落ちないよう最新の情報に更新する必要があります。
目安としては、記事投稿後から3ヶ月くらい立っている記事をリライト対象としてOKです。3ヶ月くらいである程度順位が決まることが多いからですね。
投稿から時間が経った状態で記事を見返してみると、意外にも「こんな情報も必要だな」とか、「これはいらない情報だったな」とかが見えてきますよ。
また、時間が経ったことであなた自身、そのジャンルに関する経験やノウハウが蓄積されていると思います。そうなると、より体験に基づいた独自の情報を追記できるようになっています。ぜひ記事を定期的にメンテナンスしてみてくださいね。
SEOを成功するなら高品質な記事を積み上げよう
SEOは一朝一夕で成功するケースは少ないです。高品質な記事を積み上げつづけることが、遠回りのようで近道です。
とはいえ、もしこの記事を読んでいる方がSEO初学者の場合、最初から気合を入れすぎて高品質な記事を書こうと思わなくても良いですよ。
あまり気負いすぎるとブログを書くことが苦痛になってしまい、ブログ運営自体を辞めてしまう可能性が高くなるからです。
まずはその時の8割以上のパフォーマンスで良いので記事を書いていき、あとで記事のアクセスや上位表示率などを分析し、リライトをしましょう。
そうしてSEOの経験値を高めていけば、徐々に質の高い記事を書けるようになっていきます。