読まれるブログ記事を書きたいけど、文章力がなくて困っています。どうすれば上手く文章を書けるようになりますか?
本記事で解説する「ブログで読みやすい文章の書き方」を読めば、文章力がない方でも圧倒的に読みやすい文章を書く方法がわかりますよ。
ライティングの本を6冊以上読み、過去100記事以上を執筆してきた経験をもとに、読みやすい文章の書き方をあますことなくお伝えしますね。
ではさっそくみていきましょう!
読まれるブログの文章を書くためのポイント3つ
前提として、読まれるブログの文章を書くための重要ポイントを3つ紹介します。
- 執筆記事に関する知識量を増やす
- 記事構成を作っておく
- 読者に伝えたいことを明確にする
執筆記事に関する知識量を増やす
まずは執筆する記事のテーマに関する知識量を増やしましょう。知識が浅いと情報量が少ないため、思うように文章を書き進められないからですね。
たとえば、あなたの好きなアニメを思い浮かべてみてください。そして、「好きなアニメや漫画の面白いところを語ってください」と言われたら、多分たくさん語れますよね。
でも反対に、全然興味がなくて見たこともないアニメについて「面白いところを語ってください」と言われても、語れないですよね。なぜならそのアニメに関する知識がないから。
ブログも同じで、まずは今から書こうとしている記事のテーマに関する知識量を、増やすことが重要です。もし知識がない場合、書籍を読んだり、検索を活用したりして、リサーチしながら書くのも手段の一つです。
記事構成を作っておく
ブログは書く前に記事の構成を作っておきましょう。記事の構成を作らず、いきなり文章を書き始めてしまうと、途中で話が逸れて、結局何を伝えたかったのかわかりにくい記事になるからです。
記事の構成は、基本的にリード文を書いて、前提の見出しなどを書きます。次に読者が知りたいメインの内容の見出しを書き、読者が潜在的に知りたい情報を書くための見出しを追加します。最後に記事を要約するための、まとめを書けば完了です。
- リード文:記事の冒頭文
- 前提の見出し:事前に知っておきたいこと
- 顕在ニーズ:読者が知りたい情報
- 潜在ニーズ:読者が気づいていないけど知りたかった情報
- 要約:記事のまとめ
まずはブログを書く前に、記事の構成を作ってから、構成に沿って文章を書くようにしてみてください。
読者に伝えたいことを明確にする
文章を書く上で最も重要と言っても過言ではないことが、「読者に伝えたいことを明確にする」ことです。ここが明確になっていないと、どれだけ綺麗な文章を書いたところで読まれません。なぜなら何を伝えたいのかわからない文章を、人は読む気になれないから。
だからこそ、まずあなたが読者に伝えたいことを明確にし、読者にどうなってほしいのかまでイメージしてみてください。それが終わってから、実際に文章を書き始めていきましょう。
ブログで読みやすい文章の書き方
文章力がない人でも、これから解説する「ブログの文章の書き方」を実践すれば、すぐに読まれる記事を書けるようになりますよ。
少し長いですが、1つずつインプットしてみてください。
- 文章の論理を破綻させない
- 文章はPREP法で書く
- わかりやすい表現にする
- 「てにをは」を意識する
- 指示語(こそあど)を多用しない
- ら抜き、い抜き、話し言葉を避ける
- 自慢するより役立つ情報を書く
- 読点をつける
- 文章量は過不足なく
- 見出しを活用する
- 表記揺れを起こさない
- 箇条書きを使う
- キーワードを詰め込みすぎない
- 語尾を統一する
- 無駄な文を削る
- 適度に段落する
- 記事を推敲する
文章の論理を破綻させない
文章の論理を破綻させないよう注意しましょう。文章の論理が破綻していると、いくら読みやすい文章だったとしても、理解しにくいからです。
たとえば、下記の文章の例を見てみましょう。
論理が破綻している例:
上記の例では、最初に結論で「ブログの文章を書く上で、論理を破綻させないようにしましょう。」と書いています。ここまでは良いのですが、その次に「まず、文章が下手な人でも文章力は向上できるので安心してください。」と関係ない話に変わりましたね。結局、この文章は何を伝えたかったのかがよくわからない例です。
ブログを読んでもらうなら、「文と文のつながり」が大切です。ぜひ意識してみてください。
文章はPREP法で書く
ブログ記事の文章は、基本的にPREP法で書くと良いですよ。なぜなら、PREP法は人が理解しやすい文章構成だからです。
- Point(結論):結論は〜です。
- Reason(理由):理由は〜です。
- Example(具体例):たとえば〜です。
- Point(結論):そのため〜です。
ブログ記事を読みに来る読者は、基本的に結論を先に知りたがっています。結論を書き、結論についての理由を書きます。次にイメージしやすいよう具体例を書き、最後にもう一度結論を書きます。
PREP法はブログ記事に最も適した文法といえます。仕事でチャットやメールでやり取りする時とかにも、使える場面がありますよ。ぜひPREP法を活用してみてください。
わかりやすい表現にする
できるだけ読者が理解できるよう、わかりやすい表現を使ってみてください。難しい表現を使うと読者が理解するのに時間がかかります。少しでも読みにくいと思われてしまった場合、読者は離脱して別の記事を読みにいく可能性が高まります。
たとえば、専門用語が多すぎるとか、小難しい言葉を使うのはなるべく避けましょう。あなたの記事を読みにくる想定読者をイメージし、その読者が「この書き方だったら理解できるだろう」という具合に文章を書いてみてください。
離脱率が高まると記事の順位が低下する原因になります。読んで理解してもらうことが目的なのであれば、読者に「伝わる」文章を書いていきましょう。
「てにをは」を意識する
てにをはとは、簡単に言うと一文字で意味が変わることです。日本語はたった一文字で印象ががらっとかわります。
下記で例を挙げていきます。
「カレーがいいです・カレーでいいです」:カレーがいいですは、数ある中でカレーが好きという意味に見える。カレーでいいですは、数ある中でどれも微妙だけど、カレーでいいやというような意味に見えます。
「サラダが美味しい・サラダは美味しい」:サラダが美味しいは、数ある中で特にサラダが美味しいという意味に見えます。サラダは美味しいは、ある話題の中で、ピンポイントでサラダを美味しいといっているように見えます。
こんな感じで一文字で意味は変わるので、ぜひ意識してみてください。
指示語(こそあど)を多用しない
指示語はなるべく使わないようにしましょう。指示語とは、「これ、それ、あれ、どれ」などの言葉です。こそあどとも言われていますね。
指示語は使う本人は理解できていますが、読者は理解できない場合があります。基本的に指示語は抽象的な言葉のため、「これ」と書かれていたとしても、読者の頭には「これってどれだろう?」と疑問が浮かびやすいのです。
そのため、指示語はなるべく避けていきましょう。
ら抜き、い抜き、話し言葉を避ける
ら抜き、い抜き言葉は避けましょう。これらは意味としては通じるかもしれませんが、日本語として正しくないため、見る人によっては不快に感じとられるかもしれません。
下記で例をあげてみますね。
ら抜き:食べれる→食べられる、投げれる→投げられる、見れる→見られる
い抜き:来てます→来ています、思ってます→思っています、付いてる→付いている、してる→している
上記の通り。ら抜きや、い抜きは日常会話であれば特に気にならないかもですが、Webの文章になると不自然と受け取られる可能性があります。
また、加えて話し言葉も避けるようにしましょう。
話し言葉:ちゃんと→きちんと、やっぱり→やはり、ちょっと→少し
話し言葉に関しては、あえて個性を出すために使うのはありかもですが、特に意味がないのであれば使わないのが無難です。
自慢するより役立つ情報を書く
ブログを書いていると、つい自慢したくなりそうな時がでてくるかもしれません。ですが自慢話をしても読者のためになりません。反感を買ったり嫉妬されたりして、読者が離れていきかねないです。
自慢っぽい書き方ではなく、読者にとって役に立つよう書くことが重要です。たとえば、「僕は学生時代めっちゃモテてたんだよね。」で終わると、「あっそ!(怒)」というように捉えられかねません。
しかし、「学生時代に5人の女性から告白された経験をもとに、モテるテクニックを、あますことなく紹介します」だったら、きっと読みたくなりますよね。
読点をつける
適切なタイミングで読点「、」をつけましょう。読点はつけるタイミングで印象が大きく変わります。
「太郎くんは筋トレをしながら笑っている次郎くんを怒った」:太郎くんが筋トレをしているのか、次郎くんが筋トレをしているのかが不明。
「太郎くんは筋トレをしながら、笑っている次郎くんを怒った」:太郎くんが筋トレをしているのがわかる。
「太郎くんは、筋トレをしながら笑っている次郎くんを怒った」:次郎くんが筋トレをしているのかがわかる。
上記の通り。読点は、つけるタイミングで文章の意味が変わってきます。
また、読点は一文で2回までにしましょう。もし読点を3回以上つけなければならない場合、文章が長すぎる可能性が高いため、その場合は段落して文を区切ると良いですよ。
文章量は過不足なく
文章は過不足のないように調整しましょう。なぜなら、文章は多すぎてもどこが要点なのかがわかりにくいですし、反対に少なすぎても情報量がなさすぎて理解しにくい場合があるからです。
基本的に先述した「PREP法」で文章を書きつつ、無駄な文字は削り、情報量が足りないと思う箇所は補足を入れればバランスがとれるかと。
見出しを活用する
ブログ記事は見出しを活用すると読みやすくなります。見出しはh1~h4あたりまで使うと良いです。
h1で記事タイトルを書き、h2で記事の大枠を書いていきます。h3でh2の補足を書いていきます。h4はh3の補足といった感じですね。
- h1:記事タイトル
- h2:大見出し
- h3:小見出し(h2の補足)
- h4:小見出し(h3の補足)
見出しは記事を書く前に、つけておくと、文章が書きやすくなりますよ。
表記揺れを起こさない
表記揺れは起こさないようにしましょう。表記揺れとは、意味は同じだけど、書き方が異なることです。表記揺れがあると、単純に意味を理解するのに無駄な労力がかかる場合があります。
下記が表記揺れの例です。
- 「PC・パソコン」
- 「1・いち」
- 「明日・あした」
同じ意味の言葉は、ぜひ統一してみてください。
箇条書きを使う
文章は要点を箇条書きにするとみやすくなります。特にポイントを解説する時や、長文になる時とかは、箇条書きを使うと良いです。
たとえば、メリットやデメリットを解説するときに箇条書きが使えます。
上記を箇条書きにしてみます。
筋トレをするメリットは、大きく3つあります。
- メンタルが改善する
- 自信がつく
- 体力がつく
上記の通り。
こんな感じです。箇条書きを使うとより見やすくなります。
ぜひ試してみてください。
キーワードを詰め込みすぎない
キーワードの詰め込みは、可読性を下げます。同じ言葉が何度も出てきても、あまり意味ないですし、読む時間と労力が無駄です。
「悪い例:iPhoneは年に一回新作が発売されるので、iPhone好きの僕は年に一回iPhoneを購入します。iPhoneは操作性がシンプルで使いやすいです。最近のiPhoneはカメラの性能もかなり向上しています。」
「良い例:iPhoneは年に一回新作が発売されるので、iPhone信者の僕は年に一回購入します。iPhoneは操作がシンプルで使いやすいですし、最近はカメラの性能もかなり向上しています。」
上記の通り。文章の前後で意味がわかる場合は、キーワードは多用しなくてOKです。もちろん、キーワードを入れないと意味がわからない箇所は、いれると良いですね。
語尾を統一する
文章の語尾は基本的に統一します。語尾がバラバラだと不自然な文章にみえるからです。
語尾はどのように統一すべきかと言うと、「〜ます。〜です。」または「〜だ。〜である。」のどちらかのパターンを採用すると良いです。
無駄な文を削る
文章を読み直すと、意外と無駄な文があったりします。無駄な文は削ることで、より読みやすい文章になります。
例をあげると、「〜という」はよく見かけますよね。
「無駄な分を削ると言うことは、読みやすさが向上します。」→「無駄な分を削ると、読みやすくなります。」
上記の通り。
ブログ記事は一度書き切ってから、推敲してみてください。その際に、無駄だと思う文は、どんどん削っていきましょう。
適度に段落する
ブログの文章は、適度に段落すると読みやすくなります。段落とは、文章の行間をあけることです。段落をする理由は、文章が長すぎると、文字で圧迫感が出てしまうからですね。
段落のタイミングは、だいたいスマホで見て5〜6行を超える場合に段落するとよいかと。また、文の意味が変わるタイミングでも段落をすると、理解しやすくなります。
ちなみにWordPressで記事を書いている方は、エンターキーで段落できますよ。
記事を推敲する
ブログ記事は書いた後に、必ず推敲(すいこう)しましょう。推敲とは、じっくり読み直すことです。推敲をする理由は、誤字脱字の防止や可読性の向上、不適切な文章になっていないかどうかを確認するためです。
ブログ記事は書き終えた後に読み直すと、大体誤字脱字があったり、無駄な言い回しがあったりします。一発で完璧な記事を書ける人は、そういないはず。
推敲の回数は、理想は3回くらいが望ましいですが、最低でも2回は推敲すると良いですよ。実際に僕もブログ記事を書いた後は、2回は推敲しています。
少し面倒ではありますが、誤字脱字があると、せっかく良い記事を書いていても、信頼性が低下しかねません。ブログを書いた後は、ぜひ推敲してみてください。
ブログの文章力は向上できる
現時点でブログの文章力がない人でも、本記事でお伝えしたライティングの基本を押さえていただければ、文章力は向上させられます。
ぜひ繰り返しお読みいただき、自身のブログで実践してみてくださいね。