ブログは記事タイトルが重要という意見をよく目にするけど、具体的にどうやってつけたらいいの?上手なタイトルの付け方を初心者にもわかりやすく教えてほしい。
こんなお悩みを解決します。
これから解説する「ユーザーの目を引くブログ記事タイトルの付け方」を読めば、クリック率の高い記事タイトルの付け方がわかり、ブログのアクセスアップが見込めますよ。
僕自身、Web資格でSEO検定を全級(1級~4級)保有しています。ブログを2つ運営しており、過去200記事以上を執筆してきました。それらの知見をもとに解説していきますね。
ブログは記事タイトルの付け方次第で、アクセス数に大きな差が出ます。多くのユーザーは記事タイトルを見て記事を読むかどうか判断するからです。
自身のブログをより伸ばすために、ぜひ最後まで読んで実践してみてください。
ブログ記事タイトルの付け方の基本5つ
ユーザーの目を引く記事タイトルをつけるには、まず基本を押さえる必要があります。
以下の5つをみていきましょう。
- 狙うキーワードを入れる
- キーワードは乱用しない
- 文字数は28文字から32文字以内
- 日本語として自然になるようつける
- 網羅性・簡易性・専門性を基につける
基本1.検索されたいキーワードを入れる
1つ目は記事タイトルに「検索されたいキーワードを入れる」ことです。
なぜなら読者は「検索したキーワードと一致するタイトル=自分の悩みが解決できそう」と思うから。
検索されるキーワードを探す方法は、
上記のツールを使えば簡単に探せます。
Google検索サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力すると表示されるキーワードのことです。
これらは実際に読者が検索している需要のあるキーワードです。
ラッコキーワードも同様に、読者が検索しているキーワードを表示してくれます。
ラッコキーワードであれば、入力したキーワードに関連するキーワードを、一覧で表示してくれるのでとても便利です。
まずはタイトルに入れるためのキーワードを選定してみてください。
基本2.キーワードは乱用しない
2つ目は、記事タイトルにキーワードは乱用しないことです。
キーワードは基本的に1つのみで、多くても2つまでOKです。なぜならキーワードを入れすぎるとSEOでマイナス評価をもらう可能性があるからですね。
下記で良い例と悪い例をあげていきます。
悪い例
・朝におすすめの化粧水は?化粧水オタクの僕がおすすめの化粧水を3つ厳選←「化粧水」が3つも入っている
良い例
・美容オタクの僕が朝のスキンケアにおすすめの化粧水を3つ厳選←「化粧水」が1つ
・朝のスキンケアにおすすめの化粧水は?朝の化粧水の塗り方も解説←「化粧水」が2つ
上記の通り。
悪い例では、「化粧水」というキーワードが3つあります。これは過剰キーワード対策だとみられる可能性があります。こんなに多く入れても無駄なので読む側もメリットがないですよね。
良い例のように、キーワードは基本的に1つが良いですね。1つだと不自然になる場合は2つまでならOKです。
記事タイトルはあくまで「読者にとって自然で分かりやすいか?」という観点でつけるのがポイントです。
基本3.文字数は28文字から32文字以内
記事タイトルの文字数は、28文字から32文字以内に収めるようにします。
理由としては、検索結果に表示される記事タイトルの文字数が、大体28文字から32文字以内であることが多いから。
たとえば、40文字くらいのタイトルの場合、文字が途切れてキーワードが見えなかったりします。また途中で文字が切れているのでタイトルの意味がわからなくなる可能性もあります。
反対にタイトルが短すぎると、情報量が少なく、インパクトの弱いタイトルになりがちです。
そのため、タイトルは「28文字から32文字以内」を目安につけると良いですよ。
タイトルの文字数を一瞬で数えるツール
タイトルの文字数を確認するなら、文字数を簡単にチェックできるツールがありますので、そちらを使用すると便利です。
WordPressなら一番上のタイトルの入力欄に文字数は表示されるので、そちらで確認でもOKです。
僕はブログを書く時、一度パソコンのメモアプリで下書きを書いてからWordPressに移しています。そのため、先にタイトルの文字数を知りたいので、「文字数カウント」というツールで確認しています。
文字数カウントツールは必要に応じて使ってみてください。
基本4.自然な日本語になるようにつける
4つ目は、記事タイトルは自然な日本語になるようつけていきましょう。
不自然な日本語のタイトルは、読む人によっては不信感を抱くからです。
たとえば、タイトルに検索されたいキーワードを無理やりでも入れるために、たまに不自然なタイトルを見かけることがあります。
よくエンタメ系ブログでこういったタイトルの記事を見かけたりしませんか?
これはキーワードを入れすぎて、この記事は何を伝えたいのかいまいちわからない例です。
もしこのタイトルを改善するなら…
こんな感じですね。
改善ポイントは、読み上げて違和感がないように修正をしました。また、3部構成だったのを2部構成にして読みやすくしています。
記事タイトルは検索エンジンではなく、主に読者に向けてつけます。タイトルを読み上げて違和感がないかどうかチェックしてみることも大事です。
読者は生身の人間という意識を持つことも、自然なタイトルをつけるコツです。
ぜひ意識してみてください。
基本5.網羅性・簡易性・専門性を基につける
6つめは、網羅性・簡易性・専門性を基につけることです。
どういうことか、以下例を挙げてみます。
3つのポイント | 特徴 | タイトル例 |
---|---|---|
網羅性 | 情報が網羅されていることを主張 | ・京都でおしゃれなカフェ総まとめ!営業時間やアクセスについても ・北海道でおいしいラーメン屋20選を徹底解説 ・ブログのPVを伸ばす方法を基本から応用まで解説【完全版】 |
簡易性 | 難易度が低いことを主張 | ・たった3ヶ月でWebサイトが作れるようになるプログラミング学習のやり方 ・初心者でもプロ並みの文章が書けるブログの書き方 ・主婦でもできた!副業Webライターで月5万円稼ぐ方法 |
専門性 | 知識や経験が豊富なことを主張 | ・現役エンジニアが教える!おすすめのプログラミング学習の始め方 ・200記事書いて分かった読まれるブログの書き方の手順 ・元柔道で全国大会出場経験のある僕が背負い投げのコツを解説 |
上記の通り。
なぜこの3つが大切かというと、読者は基本的に以下のポイントが入っているタイトルをクリックする傾向にあるからです。
- 悩みを確実に解決したい→多くの情報が欲しい(網羅性)
- なるべく時間や労力はかけたくない→簡単なやり方が知りたい(簡易性)
- 正しい情報が知りたい→情報の根拠を知りたい(専門性)
おそらく大半のユーザーは上記3つのいずれかの要望がある状態で検索をします。実際、僕もこの3つは重要視していますね。
そのため、「網羅性・簡易性・専門性」を基に記事タイトルをつけることで、その要望に応えていると主張できるためクリック率が向上します。
ユーザーの目を引くブログ記事タイトルの付け方【4STEP】
ここからは記事タイトルの付け方の手順を解説していきます。
先述した5つの基本に加えて、これから解説するSTEP通りにやれば、タイトルの付け方が全くわからない初心者の方でもユーザーの目を引くタイトルをつけることができますよ。
以下の順で解説していきますね。
- STEP1.キーワードを選定
- STEP2.ペルソナ(想定読者)を設定
- STEP3.仮タイトルを作成
- STEP4.記事作成後に本タイトルを決定
STEP1.キーワードを選定
STEP1は、記事タイトルに入れるためのキーワードを選んでいきましょう。
キーワードは読者が実際に検索しているものを選定していきます。
キーワード選定は、「基本1.検索されたいキーワードを入れる」でもご紹介しましたが、以下のツールを使うと便利です。
- Googleサジェスト:Google検索で検索欄にキーワードを入力すると読者が検索しているキーワードの候補が表示される
- ラッコキーワード:検索欄にキーワードを入力すると読者が検索しているキーワードの候補が一覧で表示される
では今回は例として、「副業 パソコン おすすめ」というキーワードを選定しますね。
STEP2.ペルソナ(想定読者)を設定
STEP2は、ペルソナ(想定読者)を決めていきます。
ペルソナを設定する理由は、読者にピンポイントで刺さる記事タイトルをつけ、「クリック率を上げるため」です。
では先ほど例として選定した「副業 パソコン おすすめ」のペルソナを考えていきます。
この場合のペルソナは、以下を想定することができます。
- 年齢:30代
- 性別:男性
- 職業:会社員
- 年収:300万円
- 悩み:家庭のためにもっと収入をあげたい。副業をスタートしようとしているけどパソコンがない。そこでパソコンを買いたいけど、選び方がわからない
ペルソナは過去の自分や家族、友人を例に設定してもOKです。
まずは誰に向けて記事を書くのか、ペルソナを設定していきましょう。
STEP3.仮タイトルを作成
STEP3は、仮タイトルを作成していきます。
仮タイトルをつける理由
仮タイトルをつける理由は、記事を書き終わった後に、記事タイトルと記事内容にずれが生じる場合があるからです。
- 記事タイトルを決める
- 記事を書き終える
- タイトルと記事内容にずれが生じる
- 記事タイトルを本文に合わせて微修正する
上記のイメージです。
いきなり本タイトルを作ったとしても、あとでタイトルを変えたくなることも多いです。実際、僕も記事作成後は大体タイトルを変えています。
なので仮タイトルは一旦時間をあまりかけずに決めておきましょう。そして記事作成に専念をし、作成し終わった後に本タイトルを決定するのが得策です。
仮タイトルの作り方
ここまで読み進めている方にとって、もう仮タイトルくらいなら簡単に作れるはずです。
仮タイトルは、以下の3つを押さえつつ、つけていきましょう。
- 本記事の前半で解説した「記事タイトルの付け方の基本5つ」
- 本章のSTEP1で選んだキーワード→「副業 パソコン おすすめ」
- 本章のSTEP2で設定したペルソナ→「副業を始めたいパソコン初心者の会社員」
では上記のポイントを押さえた上で、仮タイトルを作成します。
副業で月1万稼ぐ会社員が最もおすすめのパソコン3つを厳選
いま考えましたが、上記ができあがりました。
この仮タイトルを基に、次以降で「本タイトル」を決めていきます。
STEP4.記事作成後に本タイトルを決定
記事を書き終えた後は、本タイトルを決めていきましょう。
記事の内容と先ほど決めた仮タイトルを照らし合わせて本タイトルを決めます。
本タイトルを決める際のポイントは、「記事内容を基に決める」と良いです。
たとえば、作成し終わった記事の内容が、以下の通りだったとします。
- H1 タイトル:副業で月1万稼ぐ会社員が最もおすすめのパソコン3つを厳選
- ∟H2 見出し:おすすめのパソコン3つを厳選
- ∟H2 見出し:パソコンの値段や使いやすさ別で比較
- ∟H2 見出し:失敗しないパソコンの選び方についても解説
- ∟H2 見出し:まとめ
この場合、先ほど決めた仮タイトルの「副業で月1万稼ぐ会社員が最もおすすめのパソコン3つを厳選」とそのまま本タイトルにしてもOKです。
しかし、そのままでもよいのですが、もう少し記事内容に沿って改良するなら…
・本タイトルの例1:副業で月1万稼ぐ会社員の僕がおすすめするパソコンは3つ【失敗しない選び方も】
・本タイトルの例2:副業で月1万稼ぐ会社員がパソコン3つを厳選【失敗しない選び方も解説】
・本タイトルの例3:パソコン初心者でも簡単に使える!副業におすすめの安いパソコン3つ厳選
こんな感じですね。
さらに記事内容に合うタイトルになったかなと。
タイトルを上手につけるには、「記事タイトルの付け方の基本を押さえつつ、ひたすら量をこなすこと」が大事です。量をこなせば、キーワードを見ただけでも、一瞬でタイトルを思い浮かべられるようになれますよ。
以上が記事タイトルの作成手順4STEPでした。
ブログ記事タイトルを付ける際の注意点6つ
さいごに、ブログ記事タイトルを付ける際の注意点6つを解説します。
どれもユーザーの目を引くタイトルをつける上で重要なので押さえていきましょう。
- 煽りすぎない
- 誇張しない
- タイトルと記事内容を一致させる
- 競合サイトのタイトルと被らせない
- 自サイトの別記事と被らせない
- 記事タイトルは頻繁に変更しない
注意点1.煽りすぎない
1つ目は煽りすぎないことです。
記事を読んでもらいたいために、読者を煽ってクリックを誘おうとする方がいます。しかし、煽りタイトルは人によっては不快感を抱きます。
煽った上にタイトルと記事内容が一致していないことも多く、そうなると読者の期待を裏切ってしまい、検索順位低下につながります。
たとえば、以下の煽りタイトルの例をご覧ください。
・え?まだブログ始めてないの?いますぐ開設しないと一生後悔するよ
・サラリーマンが副業をするなら確実にWebライターをやるべき理由
・誰も教えてくれない衝撃の事実!読まないと人生が台無しに
上記の通り。
このようなタイトルは、読者の不安を煽ってクリックを誘おうとしているのですが、読者によっては不信感を抱く可能性が高いです。
稼ぐためにブログを運営するのであれば、大事なのは売り上げを上げることです。そのためにはたくさんの読者に記事を読んでもらい、リピーターを作る必要があります。
煽りタイトルをつけることで、読者からの信頼性が低下すると、もうその読者はブログに来てくれなくなります。
読者に寄り添ったタイトルをつけていけば、煽らなくても自然とアクセスや収益は増えていくので、ぜひ正攻法で運営していってください。
注意点2.誇張しない
誇張タイトルも避けるようにしましょう。
誇張タイトルは大抵の場合、再現性が低いので、読者の期待を裏切ってしまう可能性が高くなります。
例を上げてみます。
・100%月収5万円稼げるブログの始め方
・誰でも確実に月5万円稼げる副業のやり方
・Webライターで月収50万なら誰でも達成可能!絶対に失敗しない方法
上記のイメージですね。
「誰でも稼げる」といったところで、世の中には100%はないです。まずそんな記事は書けないので、再現性は低いですよね。そしてこういった誇張タイトルは、一瞬のアクセスはあるかもしれませんが、評価されなければ検索順位は落ちていきます。
誇張して目を引かなくても、読者に刺さるタイトルをつけていけば、ブログで集客はできます。
注意点3.タイトルと記事内容を一致させる
3つ目は、記事タイトルと記事内容は一致させることです。
いくら魅力的な記事タイトルができたとしても、肝心の記事内容の質が低いと、読者の期待を裏切ってしまいます。
こちらも例を挙げていきます。
記事タイトルは、「ブログに集中できない?対処法とおすすめの作業場所」とします。
上記の通り。
悪い例は意外と初心者にありがちです。記事を書くときに書きたいことを優先してしまい、気がつけば日記記事のようになってしまっているケースですね。
今回の記事タイトルの例「ブログに集中できない?対処法とおすすめの作業場所」でいうと、ブログに集中できない時の対処法と、おすすめの作業場所は記事で解説すべきです。
もし読者が「このブログには欲しい情報が載っていないな…」と思った場合、他のブログをみにいきます。そうなると自身のブログの離脱率があがり、検索順位低下の原因になります。
そのため、読者の期待を裏切らないよう、記事タイトルと内容は一致するようにしてみてください。
注意点4.競合サイトと被らせない
4つ目は、検索上位の競合サイトのタイトルと、被らないようにしましょう。
タイトルが同じだと重複コンテンツとしてSEOでマイナスになる可能性があります。
記事タイトルを頑張って考えて作ったとしても、実は競合サイトと被ってしまっている可能性があります。
タイトル作成後は実際にキーワードで検索して、1ページ目の競合サイトと被っていないかをチェックしてみてください。
注意点5.自サイトの別記事と被らせない
自サイトの別の記事のタイトルとも被らないようにしましょう。
記事が増えてくると、すでに書いた記事のタイトルと被ってしまう可能性があります。
サイト内で同じキーワードで同じ内容の記事があると、重複コンテンツとしてSEOでマイナスになる場合があります。
検索順位低下の原因になるので、自サイトの別記事とも被らないよう注意しましょう。
とはいえ、そもそもサイト設計を行なっていれば、キーワードが被ることはほとんどありません。
もしサイト設計をやっていない方は、以下記事でサイト設計のやり方を解説しているので、いまからでも設計してみてください。
注意点6.記事タイトルは頻繁に変更しない
6つ目は、記事タイトルは頻繁に変更しないことです。
まず、初心者の方は記事タイトルを変更すると検索順位が低下するのではないか?と思われる方もいます。ですが、記事タイトルを変更することで読者により刺さるタイトルになるのであれば、変更してもOKです。
ただ注意点としては、頻繁にタイトルを変えすぎるとSEOでマイナスになる可能性があるところです。ここを気を付ければ、記事タイトルは必要に応じて変更しても良いです。
実際、僕も記事を修正する際、記事タイトルを変えることはよくあります。記事タイトルを変更することで、クリック率が上がって検索順位があがることもあります。
タイトルはより良くなるのであれば、変更してOKです。ただ頻繁に変えすぎないように注意しましょう。
まとめ:魅力的な記事タイトルでライバルと差をつけよう
本記事の内容をまとめます。もう一度確認してみましょう。
まず、ユーザーの目を引く記事タイトルをつけるには、基本を押さえる必要があります。
- 狙うキーワードを入れる
- キーワードは乱用しない
- 文字数は28文字から32文字以内に収める
- 日本語として自然になるようつける
- 網羅性・簡易性・専門性を基にする
ユーザーの目を引くブログ記事タイトルは、以下のSTEPで作れます。
- STEP1.キーワードを選定
- STEP2.ペルソナ(想定読者)を設定
- STEP3.仮タイトルを作成
- STEP4.記事作成後に本タイトルを決定
さいごに、ブログ記事タイトルを付ける際の注意点6つを解説しました。
- 煽りすぎない
- 誇張しない
- タイトルと記事内容を一致させる
- 競合サイトと被らせない
- 自サイトの別記事と被らせない
- 記事タイトルは頻繁に変更しない
上記の通り。
ぜひ本記事の内容の通りにタイトルをつけてみてくださいね。
ブログで月1万円収益化を目指したい方は、以下記事でロードマップを解説しているので、あわせて読んでみてください。