ブログのアクセス数がなかなか伸びないです。もっと読まれる記事を書きたいけど、どうすれば良いの?
こんなお悩みにお答えします。
この記事で解説する「アクセス数を増やすブログの書き方の手順」を読めば、ブログ集客を成功させ、収益化に繋げる方法が分かりますよ。
僕自身、SEO検定の資格を1級から4級まで全て保有しており、上位資格の認定SEOスペシャリストも保有しています。主観ではなく、SEO専門家の観点で信頼性のある情報をご紹介しますね。
記事前半で「アクセス数を増やすブログの書き方11の手順」を解説し、後半で「上位表示のコツ」を解説します。
アクセス数を増やすブログの書き方11の手順
アクセス数を増やすブログの書き方について。
僕自身、これから紹介する手順で実際に記事を作成しています。
SEOの基本から応用までを一通り身につけた僕が解説するので、そのまま真似してもらえれば効果は出るはずです。ぜひ試してみてください!
では下記の流れで見ていきましょう。
- キーワードを選定する
- 読者の悩みを分析する
- 見出しで記事構成を作る
- 競合分析をする
- 記事タイトルを決める
- 惹きつけるリード文を書く
- 構成に沿って本文を書く
- 関連記事に内部リンクを貼る
- 記事を装飾する
- 記事を推敲する
- 記事を公開する
STEP1.キーワードを選定する
まず記事を書く前にキーワードを選定しましょう。
キーワードとは、読者が実際に検索しているキーワードです。
GoogleやYahooなどのブラウザでキーワードを入力すると、入力欄に候補がでてきますよね。検索結果にもキーワードの候補がでてきます。
それらは実際に検索されているキーワードなので、そのキーワードが読者の悩みです。
SEOで記事を上位表示させるには、読者の悩みに対する解決策を提示する必要があります。
そのため、まずは検索されているキーワードを選びましょう。
STEP2.読者の悩みを分析する
キーワードを選定したあとは、読者の悩みを分析し書き出しましょう。
というのも、ブログを読みにくる大半の読者は、何かしらの悩みを持って検索しにくるからです。
たとえば、「プログラミング 言語 一覧」で検索する読者は、「世の中にあるプログラミング言語は何があるのかが知りたい人」と考えられます。
この場合はあなたがプログラミング言語を一覧にして、一つ一つの言語の説明を解説した記事を書いてあげれば、キーワードに対する解決策を提示できるというわけです。
キーワードに対する答えは何か?ここを思考してみてください。
STEP3.見出しで記事構成を作る
ブログ記事はいきなり本文を書く前に、見出しを作るのが基本です。
本文を先に書いてしまうと、途中で何を書きたかったのか迷ってしまい、何を伝えたかったのかわかりにくい記事になりがちだからです。
見出しは記事の骨組みと同様。たとえば、車を製造する際も先に設計しますよね。もし設計せず思いつきで車を作ろうとしても、たぶん失敗します。あとでやっぱりこの部品も必要ということがわかったりして、完成するのに時間もかかります。
ブログ記事も同様で、先に見出しを作って記事を構成します。
見出しの基本から書き方のコツは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP4.競合分析をする
見出しで記事構成を作った後は、競合サイトを分析しましょう。競合サイトとは、狙うキーワードで検索上位に表示されているサイトを分析することです。
なぜこのタイミングで競合分析をするのかというと、記事構成を作る前に競合分析をした場合、競合サイトと同じような内容になってしまうからです。
つまり、記事構成でオリジナルの見出しを作り、その後に競合分析をして足りない情報を追記するのです。
この手順により、オリジナリティを出しつつも、情報の過不足がない質の高い記事が作れます。
競合分析のやり方は簡単で、ラッコキーワードで狙うキーワードを入力して検索し、見出し抽出をクリックします。
上位10サイトだけで良いので見出しをチェックし、足りない情報を記事に追記していきましょう。
ちなみに競合サイトの記事の中身までは見る必要はありません。記事の中身まで見てしまうと、本文も似たような内容になり、オリジナリティがなくなるからです。
STEP5.記事タイトルを決める
STEP5で記事タイトルを決めていきます。
タイトルはアクセス数を左右する重要な役割があるので、読者がクリックしたくなるようなタイトルをつけていきましょう。
基本的には、以下を押さえておけば、OKです。
- キーワードを入れる
- キーワードは乱用しない
- 28文字から32文字以内
- 日本語として自然に
- 網羅性・専門性・具体性を基につける
より具体的な記事タイトルの付け方については、以下記事で解説しているので、あわせて読んでみてください。
STEP6.惹きつけるリード文を書く
記事のリード文(冒頭文)では、読者を惹きつけるよう意識すると良いですよ。
なぜなら、読者はブログ記事を上から下に読み進めるにつれて、徐々に離脱していくからです。
冒頭でいかに「続きを読みたい」と思ってもらえるかがポイントです。とはいえ、そこまで難しい対策はしなくてもOK。基本的にリード文は下記の構成で書けば良いです。
- 読者の悩みを言語化する:例)「ブログのアクセスが全然増えないなぁ。SEOとか勉強した方が良い?でもSEOとかよくわからないんだよね。初心者にもわかりやすく教えて欲しい」
- 悩みに対する解決策を提示する:例)「本記事で解説する「SEOに強い記事の書き方」を読めば、検索上位を取るために必要な対策を知ることができ、アクセス数を増やすために何が必要なのかが明確になりますよ。」
- 悩みを解決できる根拠を提示する:例)実際に僕はSEOの資格を保有しているので、主観ではなくデータに基づく信ぴょう性のある情報をお伝えしますね。
上記の通り。
注意点としては、リード文でだらだら書いてしまわないこと。基本的に読者は忙しい人が多いので、ゆったり記事を読む人は少ないからです。
「この記事を読めば、あなたの悩みが解決できますよ」ということを、さくっと伝えるのがコツです。
STEP7.構成に沿って本文を書く
記事構成時につくった見出しに沿って、本文を書いていきましょう。
本文は先に結論から書くようにしてみてください。読者は結論を知りたがっているので、前置きが長いと離脱の原因になるからですね。
おすすめの文章の構成は、以下のとおり。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再度結論
本文を書く際は上記の流れで書くと良いですよ。先に結論を知ることで、次に理由が気になってきます。
結論の次に理由を述べます。さらにイメージしやすいように具体例で解説する。最後にもう一度結論を伝える。
僕自身、基本この流れで文章を書いてますし、他の稼いでいる多くのブロガーもこの流れで書いていることが多いですね。
この流れは、人が文章を理解しやすい構成です。ビジネス会話などのシーンでも使えます。
ぜひ試してみてください。
STEP8.関連記事に内部リンクを貼る
本文を書いた後は、関連記事に内部リンクを貼っていきましょう。
内部リンクを貼ることでSEO効果が見込めます。
とはいえ、内部リンクは適当に貼ると、逆にマイナス評価を受ける可能性があります。
そのため、情報の補足が必要な際など、必要なタイミングでリンクを貼るようにしてみてください。
STEP9.記事を装飾する
記事の装飾をしていきます。
装飾をすることで、見やすくなるので、ユーザーにとってもプラスになります。
装飾は文字にマーカーを引いたり、箇条書きにしたり、あるいはボックスを使ってわかりやすくしたりすればOKです。
アイキャッチ画像や図解を使う
他にも画像や図解を使うとSEO効果が見込めます。
あくまでブログのメインは文章ですが、文字だけだと読者が飽きてしまったり、イメージしづらかったりするケースもあるからです。
アイキャッチ画像はできれば高品質なものが良いので、有料画像がおすすめです。僕はshutter stockというサイトで画像を購入しています。
とはいえ、フリー素材でも画像がないよりはマシなので、もし金銭的に余裕がない方はフリー素材でもOK。
図解に関してはcanvaというサイトで無料で作成できます。有料プランにすればデザインの幅も広がるので、この辺りはお好みで良いかなと。
ちなみに画像は画像検索でヒットする可能性があるので、アクセス数の増加が見込めますよ。
ぜひ積極的に画像を取り入れてみてください。
STEP10.記事を推敲する
さいごの仕上げとして、記事を推敲していきます。
ブログ記事は一発で完璧な文章を書けることはほとんどありません。
記事を書き終わった直後は、どこかに誤字脱字や不自然な言い回しがあったり、論理的におかしな文章になっていたりします。
記事作成後は必ず2回くらいは推敲し、読者が見てわかりやすい記事になるよう、必要に応じて修正してみてください。
STEP11.記事を公開する
推敲できたら記事を公開しましょう。
記事公開後は3ヶ月から6ヶ月くらい経過したら、その記事のアクセス状況をGoogleサーチコンソールで分析してみてください。
もし検索上位に表示されておらず、アクセスが来ていない場合、記事をリライトしてみましょう。
ブログ記事は1回で上位表示が難しいので、「記事作成→分析→リライト→分析…」の繰り返しで徐々に上位表示を狙うイメージを持つと良いかなと。
アクセス数を増やすブログ作成のコツ7選
ブログ記事は単独でSEOをするよりも、ブログ全体としてSEOをした方がより効果が期待できます。
そこでSEOに強いブログを作るために重要なポイントを、下記の順で解説します。
- 特化ブログにする
- WordPressでブログを運営する
- WordPress有料テーマを導入する
- サイト設計する
- E-E-A-Tを意識した記事を書く
- 情報を網羅する
- 記事をリライトする
特化ブログにする
ブログのアクセス数を増やし、収益化をするなら、特化ブログでの運営がおすすめです。
特化ブログとは、1つのジャンルに特化したブログのことです。
Googleは専門性の高いブログを上位に表示させる傾向にあります。特化ブログであればブログ全体としての専門性を高めることができ、結果的にSEOに強いブログができます。
もしすでに雑記ブログで始めてしまったという方でも、あとからでも良いので、1つのジャンルだけに特化していきましょう。
WordPressでブログを運営する
アクセス数を増やすなら、必ずWordPressでブログ運営をしましょう。
WordPressはSEO対策がしやすく、検索上位にあがりやすい傾向にあります。
WordPressは月々たった1000円ほどのレンタルサーバー代を支払えば利用できます。もし現在、はてなブログやアメブロといった無料ブログを利用されている方は、WordPressに移行してみてください。
以下記事でWordPressを10分で開設する方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPress有料テーマを導入する
ブログのアクセス数を増やすなら、初心者問わず、WordPressの有料テーマを導入しましょう。
有料テーマはブログのデザインを一瞬でかっこよくできるので、デザインやプログラミングの知識がない人でも、ユーザーにとって居心地の良いブログを簡単に仕上げることができます。
デザイン性の高いブログは、ユーザーの滞在時間の向上につながるので、間接的にSEO効果が見込めます。
もちろん、最初は無料テーマにして、あとから有料テーマに変えることもできます。しかし、もし50記事や100記事ほどたまっている状態でテーマを切り替える場合、デザインが崩れてしまい、1記事ずつ編集してデザイン崩れを直すためのメンテナンスをしないといけなくなります。
実際、僕は100記事ほどある状態でテーマを変えたことがあるのですが、全てのデザイン崩れを直すのに1ヶ月かかりました。
かなり無駄な時間と労力がかっているので、その時間があればブログを書いたり他の有意義なことに費やせます。
有料テーマは1.5万円ほどで購入できるので、早いうちに導入してみてください。
サイト設計する
ブログを運営するなら、事前にサイト設計をしましょう。
サイト設計とは、ブログに必要な記事をあらかじめ洗い出しておくことです。
サイト設計のやり方は、下記の通り。
- 読者に必要な情報を洗い出す
- キーワードをまとめておく
たとえば、あなたが転職ノウハウを発信するブログを運営するとします。想定読者は、おそらく社会人で、今の会社に不満を抱えていたり、キャリアアップするために転職を考えている人ですよね。
ではその人たちが転職を成功するためには、どんな情報があなたのサイトに必要でしょうか?きっと、会社を辞めるタイミングとか、面接対策方法とか色々思い浮かびますよね。
それをまずはメモしていき、そのメモをもとに実際に検索キーワードを選んでいきます。もちろん先にGoogle検索をしてキーワードを選定するという順番でもOK。
このようにして、サイト設計を行いましょう。サイト設計は途中からでも良いので、ぜひ実践してみてください。
E-E-A-Tを意識した記事を書く
SEOに強いブログを作るなら、必須の対策があります。
それが「E-E-A-T」です。E-E-A-Tとは、下記の通り。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
上記はGoogleの品質評価ガイドラインで決められている対策です。これらを満たしているブログは評価されやすく、検索上位にあがりやすいです。
一番重要なのは専門性を高めることです。専門性が高まれば知識と経験が増えていき、記事の信頼性が高まり、読者が増えていきます。
読者が増えていけば、SNSなどであなたのブログ記事をシェアしてくれたりして話題になり、やがて権威性が生まれていきます。
まずは自身が発信するジャンルの知識や経験を積んでいき、専門性を高めることが、SEOを成功させるためのポイントです。
EEATについては、以下記事でより詳細にまとめています。自身のブログをもっと強化したい方は1度目を通しておいてください。
情報を網羅する
記事を書く際は情報を網羅しましょう。
情報が網羅されていると、読者にとって必要な情報をもれなく提供することができ、検索エンジンから評価されやすくなります。
とはいえ、情報は詰め込みすぎもよくありません。キーワードから想定読者をイメージし、その読者にとって必要な情報に絞る必要があります。
たとえば、「プログラミングスクール おすすめ」で検索する人に対して、プログラミングのコツとかは不要ですよね。
なぜなら「プログラミングスクール おすすめ」で検索する人は、自分に合うおすすめのプログラミングスクールを知りたいだけだから。
だから書くべきことは、その人に合ったスクールを、わかりやすくまとめること。そして実際に自分が無料体験を受けてみたりして、その体験をもとにレビューする。
あとはプログラミングスクールの料金や学習プラン、講師の対応でよかったところや悪かったところ、申し込みの流れなどを書いてあげれば大体知りたいことは網羅できそうですよね。
こんな感じで想定読者に必要な情報と不要な情報は切り分け、網羅していくことが上位表示のコツです。
記事をリライトする
ブログ記事は一度投稿して検索上位に上がるケースもありますが、基本的には複数回リライトして上位表示を狙っていきます。
また、検索上位に上がった後でも、順位が落ちないよう最新の情報に更新する必要があります。
目安としては、記事投稿後から3ヶ月くらい立っている記事をリライト対象にしてOKです。3ヶ月くらいである程度順位が決まることが多いからですね。
投稿から時間が経った状態で記事を見返してみると、意外にも「こんな情報も必要だな」とか、「これはいらない情報だったな」とかが見えてきますよ。
また、時間が経ったことであなた自身、そのジャンルに関する経験やノウハウが蓄積されていると思います。そうなると、より体験に基づいた独自の情報を追記できるようになっています。
ぜひ記事を定期的にメンテナンスしてみてくださいね。
アクセス数を増やすための注意点
さいごにブログのアクセス数を増やすにあたり、注意点があるので、そちらを紹介して終わります。
以下2点についてみていきましょう。
小手先のテクニックは不要
強みを活かせるジャンルを選ぶ
小手先のテクニックは不要
まず、ブログのアクセス数を増やすために、SEO対策のテクニック等は意識しなくてOKです。
というのも、SEOのテクニックを意識しすぎると不自然な記事になり、逆に検索上位にあがりにくくなるからです。
たとえば、下記はよくある例です。
- 記事内に同じキーワードが多い
- タイトルにキーワードを詰め込みすぎ
- 競合サイトと同様の内容を書いている
- 文字数稼ぎで不要な情報が多い
上記の特徴があるブログ記事を、ときどきネットで見かけませんか?これらの記事はおそらくSEOを意識しすぎて、読者を置いてけぼりにしている状態です。
このような不自然な記事は、たとえ一時的に上位表示されていたとしても、あとで順位がさがってしまいがちです。
Googleは実体験に基づいた信頼性のある情報を書いている記事を、上位表示させる傾向にあります。
なので、SEOにおいて、テクニックは意識しなくてOKです。
強みを活かせるジャンルを選定する
あなたが書こうとしている記事のジャンルは、自身の強みを活かせるジャンルですか?
SEOのコツは、強みを活かせるジャンルであることが前提です。なぜなら、Googleは専門性を重視しているからです。
たとえば、あなたが学生で水泳部だったとします。所属する水泳部の監督は、現役時代はインターハイ出場の経験や全国大会出場経験のある凄腕の監督です。そんな実績のある監督なら、いろいろ教わりたいですよね。
でも、もし監督が水泳未経験だったとします。多分、そんな監督から教わりたいとは思わないはず。ブログも同様で、その記事を「誰がか書いているのか」が重要になってきます。
強みを活かせるジャンル選びのポイント
ポイントは、下記の通りです。
- そのジャンルについての資格はあるか
- そのジャンルについての実績はあるか
- そのジャンルについての知識は豊富か
- そのジャンルを熱意を持って語れるか
これだけです。
もしあなたが現状特に強みがないのであれば、資格を取るでも良いと思います。その分野について誰かに語れるくらいの知識を書籍などで身につけるのでも良いでしょう。
自分が発信するジャンルについての知識や経験をためていけば、ブログの専門性と信頼性が高まり、結果としてアクセスアップにつながります。
以下の記事で、ブログジャンルの選び方についてより詳しく解説しているので、一度見てみてください。
手順通りにブログを書いてアクセス数を増やそう
SEOは一朝一夕で成功するケースはほとんどありあません。
高品質な記事を積み上げつづけることが、遠回りのようで近道です。
とはいえ、もしこの記事を読んでいる方がSEO初学者の場合、最初から気合を入れすぎて高品質な記事を書こうと思わなくても良いですよ。
あまり気負いすぎるとブログを書くことが苦痛になってしまい、ブログ運営自体を辞めてしまう可能性が高くなるからです。
まずはその時の8割以上のパフォーマンスで良いので記事を書いていき、あとで記事を分析し、リライトをしましょう。
そうしてSEOの経験値を高めていけば、徐々に質の高い記事を書けるようになっていきます。
共に頑張っていきましょう!