ブログ記事の見出しってどうやって作れば良いの?そもそもH1やH2って何?
こんなお悩みにお答えします。
この記事で解説する「SEOに強いブログ記事の見出しの作り方5STEPとコツ6選」を読めば、最適な見出しの構成が明確になり、今より記事の質を高める方法がわかりますよ。
僕は現役ブロガーです。過去に200記事以上を書いてきました。Web資格でSEO検定を全級保有しています。それらの知見を基にSEOに強い見出しの作り方を解説しますね。
記事前半で見出しの基本を解説し、後半で見出しの作り方を5STEPで解説します。
ではみていきましょう!
ブログ記事の見出しの基本
まずブログ記事の見出しの基本を理解しましょう。
基本を理解してから見出しを作る方法を読むことで、内容が頭に入りやすくなりますよ。
- 見出しとは、章のこと
- 見出しの種類はH1からH6まで
- 見出しをつけるメリット
- 見出しはH1から順につける
見出しとは、章のこと
見出しとは、一言で言うなら「章」のことです。
見出しは、パッとみて何の内容かをわかるようにするためにつけます。もし見出しがない場合、文の区切りがわかりにくく、読者が離脱する原因になりがちです。
たとえば、ハンマー投げのコツについて解説するとします。この場合の見出しは「ハンマー投げのコツ3つ」というように見出しをつけていきます。
見出しはシンプルに、わかりやすくつけることがポイントです。
ブログ記事の見出しの種類
見出しには種類があります。
見出し | 役割 |
---|---|
H1 | ・大見出し ・記事で一番大きな文字で表される ・記事タイトルで使われる |
H2 | ・中見出し ・H1の次に重要な見出し ・記事のテーマを章ごとに分ける |
H3 | ・小見出し ・H2の補足 |
H4 | ・超小見出し ・H3の補足 |
H5 | ・H4の補足 ・基本使わない |
H6 | ・H5の補足 ・基本使わない |
上記の通り。
H1は記事タイトルとして使われます。
H2からH4までで記事本文を構成します。
H5とH6は使わなくてOKです。見出しは階層を深くしすぎると、SEOでマイナスになりがちだからです。
見出しをつけるメリット3つ
見出しをつけるメリットは以下の通り。
- 記事が読みやすくなる
- 目次を作成できる
- SEO対策になる
見出しをつけることで章ごとに分けられるので、記事が読みやすくなります。
WordPressなら目次のプラグインをインストールすれば、見出しをつけることで目次を作成できますよ。
見出しは「SEO対策」にもなるので、検索順位にも影響します。
見出しは正しくつけていけば、ユーザーにわかりやすい構成になり、質の高い記事を作成できます。
見出しはH1から順につける
見出しはH1から順につけていきましょう。
順につけることで読みやすい構成になり、SEOに効果的です。
例を見てみましょう。
H1:大見出しです
H2:中見出しです
H3:小見出しです
H4:超小見出しです
H3:小見出しです
H4:超小見出しです
H3:小見出しです
H4:超小見出しです
H2:中見出しです
H3:小見出しです
H4:超小見出しです
H2:中見出しです
H1:大見出しです
H3:小見出しです
H2:中見出しです
H4:超小見出しです
H3:小見出しです
H2:中見出しです
H4:超小見出しです
上記の悪い見出しの例は、見出しの順番がバラバラです。H1の次にいきなりH3がきていたり、H2のあとにH4がきていたりしていますよね。
Googleなどの検索エンジンや読者にブログ記事の情報をわかりやすく伝えるには、見出しの階層を順番通り正しくつけないといけません。
見出しは順につけるよう、ぜひ意識してみてください。
SEOに強いブログ記事の見出しの作り方5STEP
ここからは、記事の本題であるSEOに強いブログ記事の見出しの作り方を解説していきます。
以下の5STEPでみていきましょう。
- STEP1:キーワードを選定する
- STEP2:大見出し(H1)を作る
- STEP3:中見出し(H2)を作る
- STEP4:小見出し(H3)を作る
- STEP5:超小見出し(H4)を作る
STEP1:キーワードを選定する
見出しは大見出し(H1)から作成していきます。
大見出しは記事のタイトルなので、タイトルに入れるためのキーワードを選定します。
ブログ記事は基本的に「キーワードを選ぶ」→「記事のタイトルを決める」→「見出しを作る」の流れで書いていきます。
キーワードは下記を参考に選定してみてください。
- Google検索窓に表示されるキーワード
- 検索結果の下部にある関連キーワード
- ラッコキーワード
おすすめは無料のキーワード検索ツールの「ラッコキーワード」ですね。
ラッコキーワードは、入力欄にキーワードをいれて検索するだけで、入力したキーワードに関連するキーワードを一覧で表示してくれますよ。
その一覧の中にあるキーワードは、実際にユーザーが検索しているキーワードなので、そこから選ぶと良いかなと。
STEP2:大見出しを作る
キーワード選定後は、大見出し(H1)を作成しましょう。
大見出しは記事で一番重要な見出しで、記事のタイトルで使われます。
他にも以下の特徴があります。
- 記事内で一番大きな文字で表される
- 読者とGoogleに重要であることを伝える
- 記事のタイトルとして使われる
- 記事の最上部に表示される
- ブログ記事で必須の見出し
- <h1>タイトルです</h1>で囲われる
大見出しには、STEP1で選定したキーワードを入れて、28文字以内で日本語として自然になるようにつけてみてください。
H1 大見出しの例)ブログ記事の見出しの作り方5STEPとコツ6選
28文字以内にする理由は、検索結果に表示される記事タイトルの文字数が、最大で28文字前後だからです。
STEP3:中見出しを作る
次に中見出しを、大見出しをもとにして章ごとに分けていきます。
中見出しは大見出しの次に重要視される見出しです。
- H1の次に重要な見出し
- H1を章ごとに分ける役割がある
- 検索結果に表示される場合がある
- ブログ記事で必須の見出し
- <h2>中見出しです</h2>で囲われる
中見出しには、大見出しと同様に狙うキーワードを自然に入れていきます。
基本的に中見出しは「4章以上」つけると情報量を増やしやすく、記事の質が高まりやすいです。
これはどういうことか、見た方が早いと思うので例をあげていきます。
H1:大見出し
ここに冒頭文。ここに冒頭文。ここに冒頭文。
ここに冒頭文。ここに冒頭文。ここに冒頭文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
上記の通り。
中見出しの順番は、「読者が理解しやすい順」に構成してみてください。記事が読みやすくなります。この辺りは本記事の見出しの作り方の内容というより、「ブログ記事構成の作り方」の話になるので、ここでは割愛しますね。
気になる方は、以下の「質の高いブログ記事構成の作り方」詳しく解説しているので、ぜひ目を通しておいてください。
STEP4:小見出しを作る
中見出しが書けた後は、小見出しを作っていきます。
小見出しでは、中見出しの補足をします。
- H2の補足をする
- H2の次に重要な見出し
- 必須ではないがよく使われる
- <h3>小見出し</h3>で囲われる
小見出しを構成する際のイメージをみてみましょう。
H1:大見出し
ここに冒頭文。ここに冒頭文。ここに冒頭文。
ここに冒頭文。ここに冒頭文。ここに冒頭文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
上記の通り。
基本的に小見出しは、中見出し1つにつき、2つ以上で構成するとSEOに強いと言われています。
たとえば、
H2:中見出し
∟H3:小見出し
∟H3:小見出し
こんなイメージですね。
もし小見出しが1つしかないのであれば、いっそのこと小見出しはつくらず、中見出しだけで構成した方が良いです。
悪い例
H2:中見出し
∟H3:小見出し
良い例
H2:中見出し
小見出しには、特にキーワードを入れるなど意識する必要はないです。ここまで意識すると過剰SEOと認識される可能性があると、僕はみています。とはいえ、自然にキーワードが入る分には問題ないです。
あくまで読者目線で、わかりやすさを重視しながら書いてみてください。
STEP5:超小見出しを作る
超小見出しは、小見出しでさらに補足が必要な場合に使います。
- H3の補足をする
- H3の次に重要な見出し
- 必須ではないがときどき使われる
- <h4>超小見出し</h4>で囲われる
超小見出しもキーワードを意識して入れる必要はありません。「小見出しの補足をする」という認識だけあればOKです。
こちらも例を挙げていきます。
H1:大見出し
ここに冒頭文。ここに冒頭文。ここに冒頭文。
ここに冒頭文。ここに冒頭文。ここに冒頭文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H4:超小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H4:超小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H3:小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H4:超小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H4:超小見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
H2:中見出し
ここに本文。ここに本文。ここに本文。
上記のイメージですね。
超小見出し(H4)は、「何個作れば良い」というのはありません。また、必ずつけなければならないわけでもありません。
あくまでも小見出し(H3)で解説しきれない場合のみ使いましょう。
見出しの書き方のコツ6選
ブログの見出しの書き方にはコツがあります。さいごにコツをご紹介しますね。
どれも重要なポイントですので、飛ばさずみてください。
- ユーザー目線で構成する
- 見出しで答えを書く
- シンプルに書く
- 数字を入れる
- キーワードを入れる
- 見出しの階層は深くしすぎない
1.ユーザー目線で構成する
見出しを書く最大のコツをいうなら、読者目線でつけることです。
なぜなら記事を読むのは読者だからですね。
当たり前ですが、ブログ運営に慣れてくると、ここを忘れがちです。たとえば、検索エンジン最適化のつもりで見出しにキーワードを過剰に入れたり、不自然な文の見出しになったりしがちです。
読んでいて違和感を感じる見出しは、ユーザーが離脱する原因となります。また、過剰にキーワードを入れていると、過剰SEOとしてペナルティを受け、逆に検索順位が低下する可能性があります。
そのため、常に「読者にとってみやすく分かりやすい見出しか?」という観点で見出しを書いてみてください。
下記でユーザー目線で記事を構成する方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2.見出しで答えを書く
ブログは見出しで答えを書くと効果的です。
なぜなら、見出しに答えを書いておくことで、ユーザーが情報を探す手間を省けるから。見出しは目次として表示されますし、大きな文字で表示されるのでユーザーの目に留まりやすいです。
たとえば、H2見出しが下記だとします。
この場合、H3見出しでは
といった感じで、答えを書くと良いですね。
結論は早い方が良い
よくブログで答えを早めに書くと、「ユーザーが記事を読まないんじゃないか?」と思われる方がいます。
しかし、逆です。早めに答えを提供した方がユーザーはその答えの理由が気になるので、むしろ読まれやすいです。
もし仮に答えだけ知ってその続きが読まれなかったとしても、それは読者が満足したということなので、Googleからは良い評価を受けると僕はみています。
ユーザーファーストなブログにするためにも、見出しに答えを書くことを、ぜひ試してみてください。
3.シンプルにつける
見出しはシンプルにつけていきます。
理由としては、見出しを一目見て何の情報が書いているのかをわかるようにするため。詳細は本文で解説すればOKです。
見出しをシンプルにつけるコツは、スマホで見て1~2行に収まっているかどうかをみるとよいです。もし3行以上になるなら、少し長いかなと。
もし見出しの文を削れるのであれば、削っていきましょう。
4.数字を入れる
見出しに数字を入れるのも効果的です。
数字を入れることで、いま何番目で、あと何章で読み終わるのかがわかりやすくなります。
数字を入れる具体例をあげてみますね。
- 1.見出しとは
- ①見出しとは
- STEP1:見出しの基本
- 手順1:見出しの基本
- 見出しのコツ3選
- 〇〇ランキングTOP10
などなど。
数字は人の注意を引く効果もあります。
テクニック的な要素にはなりますが、ぜひ数字も意識して使ってみてください。
5.キーワードを入れる
見出しにもキーワードを適度に入れるとSEOに効果があります。
見出しは検索結果に表示されるケースがあるからです。見出しにキーワードが入っていれば、そのキーワードが気になる読者の目に入れば、クリックされやすいのは想像できますよね。
具体例を上げます。
まず、記事タイトルが下記だとします。
この場合、h2の見出しには、下記のようにキーワードを含めると効果的です。
上記のように、キーワードを入れてみてください。
関連キーワードも見出しに入れる
記事タイトルで使っていないキーワードを見出しにいれることで、さらにアクセスアップが狙えます。
たとえば、記事タイトルが下記だったとします。
サッカーのシュートの練習方法が知りたい読者は、きっと「サッカーのシュートのコツ」も有益な情報になりますよね。
実際、「サッカー シュート コツ」というキーワードも、Googleのサジェストキーワードに候補としてでてきているので、検索されているキーワードです。
この場合、「サッカー シュート コツ」の見出しも追加すると良いということです。
H1 大見出し:サッカーのシュートの練習方法10選を現役が解説!
H2 中見出し:サッカーのシュートの基本
H2 中見出し:サッカーのシュートの練習方法10選
H2 中見出し:サッカーのシュートのコツ5選←関連キーワードの見出しを追加
H2 中見出し:まとめ
記事の情報量もあがるので、ぜひ関連キーワードも見出しに入れてみてください。
6.階層は深くしすぎない(H5,H6は不要)
見出しの階層は深くしすぎないようにしましょう。
理由としては、階層が深すぎると単純に読者が読みづらいですし、検索エンジン最適化とはいえないからです。
具体的には、見出しはH5やH6は使わなくてOKです。大体の場合、H4までで事足りるからですね。
そのため、見出しをつける際はH4までの認識で良いですよ。
まとめ:見出しを極めて良い記事を作ろう
本記事で解説した「SEOに強いブログ記事の見出しの作り方5STEP」を実践すれば、いまより質の高い記事をつくられるようになりますよ。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- STEP1:キーワードを選定する
- STEP2:大見出し(H1)を作る
- STEP3:中見出し(H2)を作る
- STEP4:小見出し(H3)を作る
- STEP5:超小見出し(H4)を作る
- ユーザー目線で構成する
- 見出しで答えを書く
- シンプルに書く
- 数字を入れる
- キーワードを入れる
- 見出しの階層は深くしすぎない
上記の通り。
ぜひ本記事の内容をご自身のブログで試してみてください。