ライバルのブログを開いてみたものの、何をメモすればいいのか分からないんです。
ブログの競合分析は、目的が「自分の構成案に活かすこと」と決めておくことで、見る場所も自然に絞れます。
この記事では、ブログの競合分析のやり方を3ステップで解説します。


当ブログを運営しているZettoです。過去300記事以上を執筆してきた経験をもとに解説します。
【保有資格】SEO検定全級・WEBライティング実務士・SNSマーケティング検定など
この記事を読めば、競合サイトの何を見て、それをどう記事構成に落とし込むかが分かります。


ぜひ参考にしてみてください。
ブログの競合分析とは何か


ブログの競合分析は、検索上位の記事を調べて自分の記事づくりに活かす作業です。
まずは次の3つを整理します。
- 数字を見るだけの分析で終わる落とし穴
- 競合分析がブログ運営に必要な理由
- サイト全体と記事単位という2つの分析軸
ひとつずつ見ていきましょう。
数字を見るだけの分析で終わる落とし穴
結論から言うと、ツールの数字を眺めるだけでは競合分析になりません。
なぜなら数字は「相手の強さ」しか教えてくれないからです。「自分が何を書くか」は別の話になります。
たとえば僕は、始めたころドメインパワーばかり気にしていました。手元に残るのは数字の羅列だけで、書き始めても手が止まっていました。
競合分析のゴールは、競合の強さを知ることではなく書く中身を決めることです。
競合分析がブログ運営に必要な理由


競合分析をすると、記事を書く前の迷いがぐっと減ります。
得られるものは次の3つです。
- 読者が求めている情報の範囲がつかめる
- 上位記事に足りない部分が見つかる
- 書き直しの回数が減って時間を節約できる
サッカーで試合前に相手チームの映像を見るのと同じイメージですね。相手を知ってから作戦を立てた方が、動きに迷いがなくなります。
競合分析は勝ち負けを調べる作業ではなく、書く前の準備という位置づけです。
サイト全体と記事単位という2つの分析軸


競合分析には、サイト全体を見る軸と記事単位で見る軸があります。
サイト全体では、どんなテーマを扱い誰に向けて発信しているかを確認します。運営者の立ち位置が見えてきますね。
記事単位では、見出しの並びや体験談の入れ方を見ます。構成案に直接活かせるのはこちらです。
最初のうちは記事単位から始めると迷いにくいかなと。慣れてきたらサイト全体にも目を向ける流れが取り組みやすいです。
ここまでで、競合分析が「準備の作業」だという位置づけがつかめたのではないでしょうか。
僕は最初にサイト全体の分析から入って、情報量に溺れました。記事単位に絞ってからの方が、手が動くようになった実感があります。
ブログの競合分析のやり方を3ステップで解説


ここからは実際の手順を紹介します。
- STEP1|検索意図を書き出してから上位5サイトを選ぶ
- STEP2|競合サイト全体でチェックする項目
- STEP3|記事単位でチェックする項目
- 競合分析に使える無料ツール3つ
順番に確認していきましょう。
STEP1|検索意図を書き出してから上位5サイトを選ぶ
最初にやるのは、競合を見る前に自分の想像を書き出すことです。
先に自分の考えを出しておくと、上位記事との差がはっきり見えてきます。
検索結果とサジェストから読者の疑問を拾う


狙うキーワードで実際に検索して、読者の疑問を集めます。疑問が見つかる場所は次の3つです。
- サジェスト(検索窓に出てくる候補ワード)
- 検索結果に出る「他の人はこちらも質問」
- 知恵袋のようなQ&Aサイト
ここで拾った疑問が、そのまま見出しの材料になります。
狙うキーワードの決め方に不安がある方は、以下の記事でキーワード選定の手順を解説しています。競合分析の前に読むと流れがつながります。


個人ブログと企業サイトを分けてメモする


上位5サイトは、個人ブログと企業サイトに分けて記録します。
企業サイトは取材や独自データで勝負している傾向があります。一方の個人ブログは、体験談で読者をつかんでいます。
自分が参考にすべきは、立場の近い個人ブログの方ですね。
僕的には、上位5サイトのうち個人ブログが何本入っているかを最初に数えるのが好きですね。0本なら、そのキーワードは今の自分には重いと判断しています。
STEP2|競合サイト全体でチェックする項目


サイト全体は、次の3つの視点で確認します。
発信テーマとターゲット読者
プロフィールページとカテゴリ一覧を見ると、発信テーマがつかめます。
誰に向けて書いているかが分かると、自分との違いも見えてきます。
同じキーワードでも、読者像が違えば書く内容は変わります。
ドメインパワーと被リンクの傾向
ドメインパワー(サイト全体の評価の目安)は、無料ツールでざっくり確認できます。
数値の高いサイトばかりが並ぶなら、キーワードをずらす判断もありですね。
ただし数字は目安にすぎず、記事の中身で入り込める場面もあります。
収益化の方法と導線の置き方
どんな広告や商品を紹介しているかを見ます。
記事のどこにリンクを置いているかもメモしておくと参考になります。
収益記事へのつなぎ方は、自分のサイト設計を考えるヒントになります。
STEP3|記事単位でチェックする項目


記事単位では、上位記事の中身を分解していきます。
見出し構成と本文のボリューム
H2・H3を上から順に書き出して、一覧の形にします。
文字数はざっくりで構いません。極端に短い記事や長い記事があれば、その理由を考えます。
見出しを並べるだけで、読者が知りたい順番が見えてきます。
体験談や独自データの有無
上位記事に体験談やスクリーンショットが入っているかを確認します。
どの記事にも体験談がないなら、そこが自分の差別化ポイントになります。
実際に手を動かした人にしか書けない部分は、後から効いてきます。
内部リンクでどこへ送っているか
本文中のリンクが、どの記事に向かっているかを見ます。
上位サイトが送っている先は、読者が次に知りたい話題である場合が多いです。
自分の記事でも同じ流れを作れないか考えてみます。
見出しの書き出しは地味な作業ですが、ここをサボると構成案がぼやけます。僕はスプレッドシートに5サイト分を横並びで貼るやり方に落ち着きました。
競合分析に使える無料ツール3つ


無料で使えるツールを3つ挙げます。
ラッコキーワード
サジェストや関連ワードをまとめて取得できるツールです。
上位サイトの見出しを一括で抜き出す機能もあります。
最初の1つとして使いやすいですね。
Ubersuggest
キーワードの検索ボリュームや、競合サイトの流入キーワードを確認できます。
無料枠には1日の回数制限があります。調べるキーワードを絞ってから使うと効率がいいです。
SEOチェキ
URLを入れるだけで、表示速度やインデックス数を確認できます。
競合サイトの規模感をつかむ用途に向いています。
3ステップとツールがそろえば、あとは手を動かすだけですね。
ツールは増やすほど時間を取られます。僕はラッコキーワードだけで一周してみて、足りない部分が出たら他を足す形にしています。
競合の見出しを自分の記事構成に落とし込む手順


集めた情報を構成案に変える工程を解説します。
- 見出しを共通項と差別化候補に仕分ける
- 今の自分が勝てる競合の選び方
- なぞりすぎて没個性にならない線引き
- AIに見出し整理を任せるときの注意点
それぞれのポイントを解説します。
見出しを共通項と差別化候補に仕分ける


書き出した見出しを、2つの箱に分けます。
3サイト以上に共通している見出しは、外せないトピックです。読者の期待に応える土台になります。
1サイトにしかない見出しは、差別化の候補です。自分の体験と結びつくものだけを拾います。
この仕分けをすると、構成案の骨組みが自然にできあがります。
僕は共通項を「必須」、差別化候補を「あったら強い」とメモに書き分けています。全部入れると記事が散らかるので、後者は2つまでに絞っています。
今の自分が勝てる競合の選び方


すべての競合に勝とうとしないことが大切です。判断の目安は次の3つです。
- 上位に個人ブログが2本以上入っている
- 上位記事に体験談があまり入っていない
- 自分が実際に手を動かした経験のあるテーマ
3つとも当てはまるなら、今の自分でも入り込む余地があります。
ひとつも当てはまらないなら、キーワードをずらす方が取り組みやすいかなと。
なぞりすぎて没個性にならない線引き
競合の見出しをそのまま並べた記事は、検索結果の中で埋もれます。
線引きはシンプルです。見出しの型は参考にして、中身は自分の言葉と体験で埋めます。
筋トレのフォームを動画で学んでも、実際に重りを持つのは自分ですよね。競合分析も同じイメージですね。
見出しの付け方そのものに迷う場合は、以下の記事で作り方を解説しています。仕分けた材料を形にするときに役立ちます。


AIに見出し整理を任せるときの注意点
見出しの分類作業は、ChatGPTやClaudeに任せると速く終わります。
ただし、出てきた案をそのまま構成案にするのは避けたいところです。AIは自分の体験を知らないため、差別化の部分が抜け落ちます。
僕の場合は、共通項の抽出までをAIに任せています。どの体験を入れるかは自分で決める流れですね。
見出しは競合から借りて、中身は自分で作ります。この線引きさえ守れば、競合分析が個性を奪うことはありません。
AIに構成案を丸ごと作らせた記事は、読み返すと自分の記事に見えませんでした。整理はAI、判断は自分という分け方が今のところしっくりきています。
ブログの競合分析でよくある質問3つ


よくある質問と回答をまとめました。
- 競合分析にはどれくらい時間をかければいいですか?
- 競合の見出しを参考にするとコピーコンテンツになりませんか?
- リライトのときも競合分析はやり直しますか?
順に回答していきます。
競合分析にはどれくらい時間をかければいいですか?
1記事あたり30分から1時間が目安です。
上位5サイトの見出しを書き出し、仕分けるところまでで区切ります。完璧を目指すと、分析だけで1日が終わってしまいます。
時間を決めて切り上げる方が、記事は前に進みますね。
競合の見出しを参考にするとコピーコンテンツになりませんか?
見出しの構成を参考にするだけなら問題ありません。
コピーと見なされるのは、本文の表現をそのまま写した場合です。読者が知りたい順番は似通うため、見出しが近くなるのは自然なことですね。
同じ見出しでも、中身に自分の視点が入っていれば別の記事になります。
リライトのときも競合分析はやり直しますか?
順位が伸び悩んでいる記事なら、やり直す価値があります。
検索結果は時間とともに入れ替わります。半年前の上位記事と今の上位記事では、求められる情報が変わっている場合もあります。
リライトの具体的な手順は、以下の記事でまとめています。競合分析の結果を記事に反映するときの参考になります。


疑問がクリアになったら、あとは実際に手を動かすだけですね。
リライト前に競合を見直したら、上位が「初心者向けの解説」から「比較記事」に入れ替わっていて驚いたことがあります。定期的に見る価値はありますね。
ブログの競合分析を記事構成に変えて次の1本を書き始めよう


ブログの競合分析は、上位記事を調べて自分の構成案に変える作業です。最後に流れを振り返ります。
- ステップ1:検索意図を書き出して上位5サイトを選ぶ
- ステップ2:サイト全体と記事単位でチェックする
- ステップ3:集めた見出しを共通項と差別化候補に仕分ける
数字を眺めて終わらせず、構成案の1行に変えるところまでがゴールになります。
まずは今書きたいキーワードで検索して、上位5サイトの見出しを書き出すところから始めてみてくださいね。
分析そのものが目的になっていました。まずは見出しを書き出してみます。
書き出した見出しを眺めるだけでも、次に書くことがぼんやり見えてきますよ。
分析した材料を記事の形に組み立てる手順は、以下の記事で解説しています。競合分析の次のステップとして読むと、そのまま執筆に進めます。










